エレベーターでおこる閉じ込め事故は身近な災害。
首都直下地震や南海トラフ巨大地震では、エレベーター閉込めが懸念されています。また、近年は台風や豪雨災害等で大規模な停電が発生することも増えております。
万が一、エレベーターに閉じ込められると救助を待つしかありません。首都直下地震被害想定では救助まで平均8時間程度かかると懸念されています。
もしもの時に備えたエレベーター閉じ込め対策をご提案致します。
エレベーターの閉じ込め事故は今日も起こっています
2005年千葉県沖地震(震度5弱を観測)では、78基のエレベーター閉じ込め事故の内、73基(93%)が非常時に最寄階に停止するはずの地震時管制運転装置付でした。
その他、集中豪雨による大規模停電や原因不明の事故により、エレベーター閉じ込め事故は発生しています。
あなたの利用しているエレベーターも、いつ、どんな原因で止まるかわからない
地震、停電、集中豪雨、機器故障・・・実はエレベーターの停止する理由は、機器故障から天災まで様々です。東京では30万基中、年間113件の閉じ込め事故が発生しています。(2008年東京消防庁管内)
これは3日に1回閉じ込めが発生している計算になります。
また大阪市では2003年4月~2008年1月に、255件発生しており、およそ1週間に1回の閉じ込め事故が発生していることになります。
エレベーターの救出は、 すぐ来るとは限らない
「エレベーターが止まったら、非常ボタンを押せばいい」とお考えかもしれません。
しかし地震や大規模停電ともなれば、各所で停止事故が発生している可能性があるため、あなたが乗っているエレベーターに、復旧作業員がすぐに来るとは限らないのです。
2005年千葉県沖地震では、救出までに最大約3時間に及んだケースがありました。
救助までには様々な問題が想定されます
- トイレなどの生理現象
- 暑さによる脱水症状
- 閉鎖空間、空腹による体力消耗
- 外部との遮断による情報不足
東京都ではすでに、 取り組みはじめています
東京都の各自治体では全国に先駆け、エレベーターの閉じ込め事故対策のひとつとして、
備蓄ボックスの設置に取り組み始めています。
・千代田区 「区内分譲マンションへの設置支援」
・中央区 「港区高層住宅の震災対策に関する基本資料」
・文京区 「文京区事業者向け防災リーフレット」
・江東区 「集合住宅防災ガイドブック」
◎突発的に発生する停電や災害時には、エレベーター内で閉じ込められる事故が多発します。そんな緊急事態に救出を待つ間を想定して、対応した備蓄ボックスです。救援物資を取り出したあとは本体をトイレとしても使用でき、コンパクトさと軽量化を実現。(製品ページへ)