東日本大震災では都市部でエレベーター閉じ込めが多数発生

2015年2月6日

東日本大震災で起きたエレベーターの閉じ込め事故は全国で257件

2011年東日本大震災では、都内でも最大震度5強となり、エレベーター閉じ込め事故が87件発生した。

全国では1都1府19県で257件ものエレベーター閉じ込め事故が発生した。このとき震源から約770km

離れている大阪府咲洲(さきしま)庁舎(旧WTC・高さ256m)では、長周期地震動による揺れで、26基ある

エレベーターすべてが停止。このうち4基に乗っていた5人が閉じ込められた。

発生から約5時間余りで全員が救出された。

東京都防災会議の首都直下型地震の想定では、東京湾北部を震源にM7.3の地震が発生すると、

約7,500台のエレベーターで人が閉じ込められると想定されている。