2011.11.08 Press Release
大地震でエレベーター閉じ込め、あるいはビルの上層階での心停止・・・
そんな時に、エレベーターがノアの箱舟になる!?
~エレベーター内備蓄庫・AED保管運搬システム発売~
防災の日を9月1日に迎え、各地で大地震が続き、これまで以上に大災害に対する心がけが求められています。もし首都直下型地震が東京を襲えば最大で9000基のエレベーターで、閉じ込めが発生すると想定されています。(東京都防災会議:首都直下地震による被害想定) また各所にAED(自動体外式除細動器)が設置されるようになりましたが、高層ビルでも設置場所はロビー階に限られています。
こうした問題を解決するシステムが生まれました。
それは「エレベーター防災備蓄ボックス」と「AED保管運搬システム」です。
エレベーター内に設置する備蓄ボックスには非常用飲料水や非常用食糧、トイレ機能など、閉じ込められた際に必要と思われる救援物資が搭載されています。また備蓄ボックス本体が変形して洋式便座になる為、「組立式トイレ」を搭載する必要がなくなり備蓄ボックスの省スペース化を実現しました。オプション機能として搭載できるAED搭載ボックスはAEDが必要な場合にロビーまで取りに行く時間を短縮し、緊急対応性を向上することが出来ます。エレベーターが複数台ある場合でも「車椅子対応型優先呼出」対応のエレベーターにのみ設置することにより、すべてのエレベーターにAEDを設置しなくても、最小限のコストでAEDを必要なフロアに運ぶことが可能になります。
(株)トルネックスでは今年3月に㈱防災備蓄センターを設立し、ダイドードリンコ㈱と共同開発した当システムのレンタルサービスを9月1日の防災の日を皮切りに開始させていただくこととなりました。㈱防災備蓄センターでは備蓄ボックスの設置、賞味期限品等の管理、交換まで含めたレンタルサービスにてご提供致します。
首都直下型地震が発生した際は、ビル自体の倒壊は少なくても、エレベーター内に閉じ込められるのではないかという不安は残ります。当システムにより、利用者の不安が少しでも軽減されることがエレベーター防災備蓄ボックスレンタルサービスのねらいです。
■エレベーター備蓄ボックスの特徴
1.蓄光材による表示
エレベーター内が真っ暗闇になった場合でも、安全に 救援物資を取り出すことが可能です。
2.点字表記
蓄光材表示はすべて点字によるユニバーサルデザイン。
3.トイレ機能
備蓄ボックス本体が洋式便座機能に変形し、トイレキットをかぶせて使用します。組立式トイレを収納する必要がないため、ボックス本体の省スペース化を実現しました。
4.救援物資の搭載
非常用飲料水、非常用食糧、トイレキット、ラジオライト、ティッシュ、ブランケット、消臭スプレーなどエレベーターに 閉じ込められた際に必要な10品目のアイテムを搭載。
大人4名で1日分の飲料水・食糧を搭載しています。
5.レンタルサービス価格
エレベーター備蓄ボックスの設置から賞味期限品の管理、定期点検、レンタルサービス料
年間:60,000円 6年契約にて(基本料金)
■この件に関するお問い合わせ
株式会社防災備蓄センター
103-0024 東京都中央区日本橋小舟町6-6 小倉ビル
TEL:03-5651-1262 FAX:03-3663-1013
担当:事業推進部 野崎 E-mail:nozaki@bb-center.co.jp